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メールマガジン「中小企業のための会計・税務お役立ち講座」の2004年6月のバックナンバーのページです。

●Vol.9号 (2004年 6月30日号)
●Vol.8号 (2004年 6月 9日号)


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        中小企業のための会計・税務お役立ち講座
                    Vol.9号 (2004年 6月30日号)
                         《不定期発行》

                        発行者:青山 恒夫
                       (公認会計士、税理士)
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 東京は昨日の夜は強風、今日の午前中は雨と雷、そして午後は晴れというよ
うに天気がけっこう変化しています。
 おかげさまで、昼は室内の冷気と外気との温度差で体調を少し崩しています。
 皆様、風邪などひかないように気を付けましょう。

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      売掛金が増えるとキャッシュフローは本当に減るの?
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 先週の土曜日にキャッシュフロー計算書作成のセミナーを開催しました。私
の方ではわかりやすく、しかも、仕訳を用いずにキャッシュフロー計算書作成
の手順を説明したのですが、けっこう難しかったという声が少なくなかったです。
 私の方も説明の仕方をもう少し分かりやすいものにする必要があると痛感し
た次第です。

 今号はセミナーで頂いた参加者からの質問といいますか、感想からお題をひ
ろいましてお話しします。
 それは「売掛金が増えると入ってくるお金が増えるのだから、キャッシュフ
ローが減少するというのはしっくりこない」というような趣旨の意見でした。

 この意見についていくつかの視点から私なりの考えを書いていきます。

●まずは算式からの説明
 売掛金の残高と増減を簡単に算式で表現しますと次のようになります。

 期首残高+当期掛売上高=入金高+期末残高・・・・・(1)

 この算式は左から読みまして、当期末までの帳簿に計上された売掛金(期首
残高+当期掛売上高)は入金された部分(入金高)と入金されなかった未入金
の部分(期末残高)と読みます。特には難しくはないと思います。
 算式は売掛金の総勘定元帳を言葉で表現したものともいえます。

 算式(1)の項目を一部、左右に入れ替えると、次のようになります。

 期末残高−期首残高=当期掛売上高−入金高・・・・・(2)

 売掛金が増えるといいますのは、期末残高が増えると同じことですから、算
式(2)の左辺が増えるということは当期掛売上高が増えている、もしくは入金高
が少なくなっていることを意味します。
 そのため、単純にここから売掛金が増えるときはキャッシュフロー(入金高)
が減少するということも可能です。

 ただ、もう少し適切な表現をしますと、売掛金は増えるのは売上高は増えて
いるが入金高が売上高の伸びほど増えてはいないということでしょうね。

 つまり、入金されるべき金額が入金されない取引が多くなってきているとい
うことです。そのため、現金が増えずに入金を受ける権利(売掛金)が増えて
おり、増えるべき現金が増えていないということになります。

 話がわかりにくくなっていますが、

 そこで、多少無理な説明になるかもしれませんが、売掛金が100万円あるとし
ましょう。この100万円は現金商売なら自分の手許にあっていいお金です。そう
しますと現金商売を前提としますと現金商売で入金された100万円をいったん売
掛金の回収期限(例えば2ヶ月先)まで相手に戻したことと結果的には同じに
なります。
 そのため、売掛金の金額が多くなればなるほど相手に戻す金額も多くなり、
キャッシュフローが減少するということになります。

 いかがでしょうか。



●黒字倒産について
 商売をされている方なら誰でも痛いほどおわかりでしょうが、売掛金と現金
との差といいますか、距離はかなりあります。
 具体的には商品などを掛けで販売してから現金で販売代金を回収するまでに、
相手先が倒産してしまうリスクや、請求書はもらっていない・なくしたと強弁
され支払ってもらえないリスクなどがあり、本当に入金されるかどうかが何と
も言えないケースが少なくないからです。

 売掛金の流動化という資金捻出の方法もありますが、通常は売掛金でモノは
当たり前ですが買えませんし、売掛金で仕入代金や給与も支払えません。

 売上がなんらかの拍子で急激に上昇したとき、しかもその売掛金の回収サイ
トが長いとき、商品の仕入代金や加工賃も販売数量の増加に伴い増加しますが、
現金が入ってこなければいくら売上が伸びて利益が増加しても、商品の仕入代
金などは支払えません。
 そんなことで利益をあげながら、資金繰りに詰まって挙げ句の果てに倒産し
てしまうことを黒字倒産といいます。

 前半の話とは意味合いが違いますが、売掛金とキャッシュフローから思いが
及んでしまい、少し書いてみました。



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            会計セミナーのご案内
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 当会計事務所では次のようなセミナーを予定しております。

 (1)キャッシュフロー計算書入門セミナー
  1)7月12日 豊島勤労福祉会館(池袋)18:30〜21:00
  2)7月17日 東京都中小企業振興公社(秋葉原)9:30〜12:00
  3)7月29日 東京都中小企業振興公社(秋葉原)13:30〜16:00

 【受講料】5,000円(消費税込み)

 【詳細について】
 申込方法等の詳細につきましては次のページをご覧頂けますよう、御願いい
たします。
 http://www.aoyamaoffice.jp/service/cf_seminar2.htm


 (2)キャッシュフロー計算書作成セミナー
 【開催日時・場所】
  8月3日(火)午前10時〜16時(5時間) 
  東京都中小企業振興公社(秋葉原)

 【受講料】10,000円(消費税込み)

 【詳細について】
 申込方法等の詳細につきましては次のページをご覧頂けますよう、御願いい
たします。
 http://www.aoyamaoffice.jp/service/cf_seminar.htm



┌ ■編集後記■ ──────────────────────────┐
└─────────────────────────────────┘
 先週、Bフレッツを入れました。それまではISDNを利用していたのです
が、まったく不調でWebサイトの閲覧などで、エンターキーを何度押しても反
応しなかったのですが、そんなこともなくなり、気分的に快調です。
 いろいろな周辺の環境が整ってきますと、浮き彫りになるのは周辺の真ん中
でいる本人のやる気です。Do my bestで頑張ります。
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ご意見・ご感想をお待ちしております (melmaga2@aoyamaoffice.jp)

会計について知りたいテーマなどがありましたら、お知らせ下さい。

文章中でわからない表現や用語、疑問に思う表現などがありましたら、
ご質問くださるよう御願いいたします。

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このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して
発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000130002.htm
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        中小企業のための会計・税務お役立ち講座
                     Vol.9号 (2004年 6月30日号)

                    青山公認会計士事務所
                      青山 恒夫
                      (公認会計士、税理士)

                    〒116-0013
                    東京都荒川区西日暮里5-14-10
                      サンライズビル601
                        TEL:03-3803-5724
                         FAX:03-3803-5694

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 2つのHPを開設してます。お時間がありましたらご覧になってください。

 中堅企業や中小企業の経営・会計・ITの総合支援サイト 
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見ていただけると嬉しいです。
 「ゼミナール企業会計入門」:http://www.mag2.com/m/0000120951.htm

 内容は連結財務諸表、四半期情報開示、減損会計など株式上場企業の経理担
当者を読者対象としますメールマガジンです。

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 当事務所(青山公認会計士事務所)はOBC(オービック・ビジネス・コン
サルタント)の会計ソフト「勘定奉行21」を割引価格でご提供してします。詳
細は下記のページに記載してあります。
 http://www.aoyamaoffice.jp/service/obc_bugyou.htm

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        中小企業のための会計・税務お役立ち講座
                    Vol.8号 (2004年 6月 9日号)
                         《不定期発行》

                        発行者:青山 恒夫
                       (公認会計士、税理士)
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 3月決算の会社も上場企業をのぞけば決算や税務申告も終わり、経理の方も一
段落していることと思います。
 これまで決算等で忙しい思いをされていた経理人にとりましてはある意味で
は、決算を終えて新た年度について、あれこれああしようとか、こうしようと
か思いを馳せている方も少なくないでしょう。

 そこで、私からの提案なのですが、今年からは経営計画をつくませんか。

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            経営計画を作ろう
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 経営計画といいますと中小企業の社長さんは「1ヶ月先もどうなるかわから
ないのに、そんな計画などつくれない」、「うちには向いていないね。そんな
予想みたいなことをあたりっこないし、そんなことする暇あったら注文の一つ
でも取ってきた方がいいよ」などとあまりいい返事は返ってこないことが多い
と思います。

 そんなとき、私は次のようなことを話します。

 (1)まず、去年の月次の損益計算書を今年の予想損益計算書としましょう。
  つまり、まずは去年と今年の損益計算書が同じとするわけです。

 (2)去年と比較して、今年が異なっていることをあげてみましょう。
  例えば、販売単価が10%下がる、新人が1人増えた、給与を3%上げたなどです。

 (3)そうした去年とは異なる点を取り入れて、今年の予想損益計算書を修正し
  てください。

 (4)そして、予想損益計算書から資金繰り予定表を作成してください。その際
  に回収サイトや資金調達・返済について去年と異なる点があればそれも織り
  込んで資金繰り予定表を作成してください。

 こうやって、予想損益計算書から資金繰り予定表を作成してもらい、資金繰
りがショートしなければまぁいいでしょう。ですが、利益が去年より落ち込み、
新たな借入も難しいという状況変化があったとしたら、資金が回らないかもし
れません。

 会社の資金が回わらなくなった時点で社長にその資金不足を補うだけの資産
があればこれもまぁいいでしょう。
 ですが、その時点までに既に社長は自分の給与も減らし、会社につぎこんで
いたとしたら、非常に危険な事態になってしまいます。

 よく「利益よりもキャッシュ」だという言葉を聞きますが、キャッシュフロー
計算書の最初の項目が税引前利益であるようにキャッシュフローを増加させる
最大の要因は利益をあげることです。利益とキャッシュフローは別の物差しで
はなく、お互いには強い関係があります。

 そう考えますと、

 キャッシュフローが1年後にはマイナスとなるという予想が資金繰り予定表
を作成することにより判明したのなら、いかにして去年より多くの利益を上げ
て企業の生き残りを図ることが唯一の解決策となりますよね。

 そして、そのためには1年後までには現在よりもいくら利益をあげなければ
ならないのか、その利益はどの商品や製品を販売して獲得するのか、また、ど
のようなお客様に買って頂けるのかということを具体的な金額と日付を入れて
明確にする必要があるのではないでしょうか。

 そして、それこそが経営計画であり、行動計画ではないかと思います。

 いかがでしょうか。

 経営計画、そして、それを具体的に売上金額・利益と日付(期限)に落とし
込んだ行動計画をつくって今日からつくってみませんか。


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   「中堅企業・中小企業の月次決算の進め方セミナー」のご案内
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 中堅企業・中小企業の月次決算の進め方セミナーの次の日程で開催いたしま
す。まだまだお席には余裕がありますので、ご関心とご都合がマッチすれば参
加してみてください。割安な受講料の割には内容のあるセミナーになっていま
すので、ぜひ参加をご検討下さい。

 なお、レジュメもできましたのでその目次をつけておきます。

【開催日時・場所】
 次の場所・日時で開催します。お話しする内容は同じです。
 (2)6月17日(木)18:30〜21:00 豊島勤労福祉会館(池袋)
 (3)6月19日(土)9:30〜12:00 東京都中小企業振興公社(秋葉原)

【受講料】5,000円(消費税込み)

【詳細について】
 申込方法等の詳細につきましては次のページをご覧頂けますよう、御願いい
たします。
 http://www.aoyamaoffice.jp/service/seminar200406.htm

【セミナー内容詳細(レジュメ内容)】

■全体の目次

●お話しする内容の全体像・ポイント
・お話しする内容項目
・月次決算のまとめ その1(月次決算の流れ)
・月次決算のまとめ その2(月次決算書と月次経営レポート)
・月次決算のまとめ その3(月次決算のPDCAサイクル)

●月次決算の概要
・「月次決算の概要」の章 目次
・月次決算とは
・月次決算の効果
・月次決算のポイント
・年度決算で必要な処理
・月次決算を効果的に行うための前提
・月次決算を行うために決めるべきこと
・月次決算で重要な数値・指標
・月次決算レポートの種類
・利益計画・予算の重要性
・中小企業の経営者の感覚

●月次決算における会計処理の検討
・「月次決算における会計処理の検討」の章 目次
・月次決算での決算処理(月次決算処理の分類)
・月次決算での決算処理
・月次決算での決算処理 減価償却費
・月次決算での決算処理 仮払金の精算
・月次決算での決算処理 商品等の棚卸
・月次決算での決算処理 引当金繰入額の計上
・月次決算での決算処理 単価未確定の販売取引
・月次決算での決算処理 法人税、消費税などの税金の計上
・月次決算での決算処理 年1回払い費用の会計処理
・月次決算での決算処理 有価証券の時価評価
・月次決算処理を年度決算にどこまで近づけるか
・月次決算についての考え
・月次決算処理のまとめ

●経理業務の早期化の実現
・「経理業務の早期化の実現」の章 目次
・経理業務のBPRの考え方
・経理業務早期化の方法(仕組み)
・経理業務早期化の方法(手法)
・会計ソフトの機能(自動仕訳)
・月次決算早期化の方法(販売取引)
・月次決算早期化の方法(購買取引)
・経理業務の早期化のカギは

●月次検討会議の実施
・「月次検討会議の実施」の章 目次
・月次検討会議の実施の概要・趣旨
・月次検討会議での実施内容
・月次検討会議で必要となる非経理情報

●参考
・簡単な月次予算書の作成方法
・簡単なキャッシュフロー計算書

最後に

また、Zチャート(移動年計表)、安価で役立ちそうな経営計画作成ソフトな
どの紹介を時間があればしていきます。


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     「キャッシュフロー計算書作成セミナー」のご案内
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 キャッシュフロー計算書の重要性が唱えられるようになって久しいですが、
実際に作成してみようとしますとけっこう迷われることが多いようです。また、
会計ソフトなどから自動作成されたキャッシュフロー計算書がはたしてこれで
問題ないのかを思われることもあるかもしれません。

 そこで、今回は手作業でキャッシュフロー計算書(間接法)を作成するため
の考え方や手順などを解説するセミナーを開催いたします。実際に電卓をたた
きながらキャッシュフロー計算書作成の方法を学んでいただきます。

 なお、簿記の知識がそれほどない方もご理解いただけるようなセミナーとし
ますので気楽に参加してみてください。

【開催日時・場所】
 6月26日(土)午前10時〜16時(5時間) 
  東京都中小企業振興公社(秋葉原)

【受講料】10,000円(消費税込み)

【詳細について】
 申込方法等の詳細につきましては次のページをご覧頂けますよう、御願いい
たします。
 http://www.aoyamaoffice.jp/service/cf_seminar.htm


┌ ■編集後記■ ──────────────────────────┐
└─────────────────────────────────┘
 最近、といってもこの前の土曜日からですがエクセルのピボットテーブル
に凝っています。そして、そんな気持ちが発展してエクセルとアクセスを
少し真面目に取り組んでみようかなとも思っています。

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ご質問くださるよう御願いいたします。

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                      青山 恒夫
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